2018年3月6日火曜日

富士見町史上巻の入手

2018.03.05記事「釣手土器の猪造形」で釣手土器に関して「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)から次のような抜き書き(要約)をしてある種特別の興味を覚えました。

この土器の中で火が燃やされたことは確かである。「古事記」や「日本書紀」にある火の神「カグツチ」とそれを生んだ「イザナミ」に由来する造形と説く研究もある。この釣手土器にも猪造形が見られる。

この記述の原資料の一つが富士見町史上巻であることをつきとめ、実物を閲覧したくなりました。
調べたところ千葉県内図書館にはありません。
国会図書館に行けば閲覧できるに違いありません。
しかし念のためWEBで入手できるか確認してみました。
結果、2660円で入手できることが判りました。交通費をかけて国会図書館にでかけ、高額コピー料金を支払い、時間も半日つぶすことを考えると、2660円で原本を入手できるならば、結果として内容にあまり満足ができなくてもよいだろと判断して、早速購入を申し込みました。

その図書が本日配送されてきました。

古書とはいえ汚れや傷みもなく、2660円(配送料込)にしては立派すぎる大書です。

入手した富士見町史上巻
箱、上巻、史料編

さらに内容を確認すると縄文時代(図書では新石器時代)が約260ページにおよびその中で「世界観と神話像」が約80ページに及びます。

ペラペラ眺めた限りでは私の興味を満足させ、新たな興味を刺激するような内容になっています。
記紀神話等との関連だけでなく、古代中国の事物や神話との関係も語られているようです。

「世界観と神話像」のページ
見覚えのある図像がたくさん掲載されています。

結果として趣味活動のレベルアップに役立つ図書を入手でき、かつコストパーフォーマンスのよい買い物をしたようです。

「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の学習の後、この図書の学習をこのブログでしたいと思います。

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