このブログでは縄文時代史(勅使河原彰、2016、新泉社)の読書メモを掲載していて、この記事は第5回目で、目次「Ⅴ 縄文から弥生へ」を学習します。
1 日本列島の縄文時代以降の歴史年表
日本列島の縄文時代以降の歴史年表
この図書では上記歴史年表を掲載して、稲作の伝来を画期として本州・九州・四国では稲作を基盤とした弥生時代が始まり、稲作に適する条件のなかった北海道と琉球列島は縄文時代生業を改良してそれぞれ独自の道を歩むことになり「歴史の道の複線化」をたどったことが説明されています。
また、縄文時代に栽培植物は存在していましたが、火山灰土が畑作に不向きであり、獲得経済を超えるような農業は生まれなかったことが説明されています。2 参考 縄文時代と世界文明
著者が作成した「放射性炭素年代とその較正年代の比較」をつかって縄文時代年表とオリエント・中国文明との年代を対応させてみました。
縄文時代と世界文明
縄文文明は土器発明という点で世界で最も早かったと言われるにもかかわらず、文明発展のスピードはオリエントや中国とくらべて遅い(止まってしまった)状況にあります。
大陸内部での絶えざる交流がある地域と、海でなかば隔絶された日本列島の違いについて今後学習を深めたいと考えます。
縄文時代の年表を検索したらここにきました。
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