2020年8月13日木曜日

山田康弘著「縄文時代の歴史」の「おわりに」と今後の学習

 山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)学習 42

「おわりに」を学習します。

1 おわりに

・縄文文化の本質は、後氷期における急激な温暖化、そして中期以降の冷涼化を伴いながらも総体的には安定的な気候の中で、日本列島域の各地方・各地域でそれぞれに個性的な環境適応が起こり、それと連動して、自然の資源化とその利用技術の発達が促され、さらにそれと連動して、程度の差こそあれ定着性の高い居住形態、すなわち定住生活の採用とともに、それを支える生業形態・集団構造・精神文化の発達が、そして人を含めた資源交換ネットワークの発達が、現代とは比較にならないほどの少ない人口下で継起・連鎖したという点にこそ求められる。

・縄文文化とは、日本列島域の各地で展開した多様な文化の総称。

・縄文人が「自然と共生する」という発想は現代的。縄文人の発想は人間本位で現代と変わらない。

・人口が少ないため、自然回復力が優っていた。過度の美化には慎重でありたい。

・縄文人は後世の人々の中に吸収されていった。

2 感想

・ここで提示されている縄文文化の本質をよく噛みしめて今後の縄文学習を進めていくことにします。

・現代とは比べ物にならない少ない人口での社会・文化という点も絶えず思い返したいと思います。

・42編の記事を書くという作業を通じて、山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)の第1回学習を終えることができました。

kindle版山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)の目次と表紙

3 今後の山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)の学習方針

・自分が基礎的で総括的な縄文知識を所持していない状況にも関わらず、この図書は平易でなおかつ充実したコンテンツを提供しており、自分の学習を加速するとてもよい参考テキストでした。

・またもう少しこの図書の局部記述にとどまって学習したいと思うこともしばしばありました。

・そこで、この図書を次のような視点別に何回も読みなおして、いわば「復習」活動をすることにします。

・9月一杯をめどに、この図書にさらにベタベタと絡むことにします。

●今後の山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)学習の視点

ア 自分にとって学習上参考になったコンテンツベスト10のリストアップ

イ 登場する遺跡で学習上特に重要であると考えた遺跡ベスト10のリストアップ

ウ 登場する遺跡で現場や展示施設等を訪問したくなった遺跡ベスト10のリストアップ

エ 参考文献で自分にとって参考になった文献ベスト10のリストアップ

オ コンテンツに含まれる錯誤・誤謬等のベスト10のリストアップ

カ 登場する全遺跡リスト作成とマップへのプロット

キ 1回目学習で価値の大きさに気が付かなかった記述ベスト10のリストアップ

ク この図書を推薦するとしたらどの側面に価値があるか、その価値の大きさベスト10のリストアップ

ケ この図書に掲載されている写真・図表で参考になったものベスト10のリストアップ

コ この図書の嫌で嫌いな点ベスト10のリストアップ

各視点1記事でまとめるとすれば10記事掲載になります。

パソコンモニターのうち横向き3画面を連続して使ったkindle画面(紙図書7ページ分が一望できます。)

紙図書は外出時電車の中などで、自宅ではもっぱらパソコンkindle版でこの図書を読んでいます。kindle版を使うことにより学習の効率化が進んでいます。

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